休日の昼食、突然
lalaがお昼のあとで急に
「本当のママとパパに会いたいよ」と言いだした
ママは「きたきた」と感じて頷き
パパは急に表情を曇らせる
6歳は急に世界が広がる
あったことのない、産んでくれた両親の存在を
強く感じるのも当然だ
わたしはのんびりと以下のように話す
気持ちはわかるよ、ママもlalaちゃんだったら会いたいと思うよ
でも、誰かわからないの ママもあったことがないよ
それに、lalaをおぎゃあって産んでくれた人は
本当のママではないよ、本当のママはわたしだよ
ママは、産んでくれた人に「ありがとう」って思ってる
lalaがいるのはその人のおかげだもん
産んでくれた人はね lalaを産んだけど育てられないってなったんだって
だから困って相談して、そのときパパとママがすごく赤ちゃんを育てたかったから
lalaと会って、この子はとてもかわいいから大事に大事に育てたいですって言ったの
そしたら、それを「いいですよ」って言われて、嬉しかったよ
おぎゃって産んだ人も「お願いします」ってなったんだよ
会ったことはないけどね
それから、lalaはずっとパパとママの子なんだよ
圧を感じないよう、十分間をとって、ひざにのせたりくっついたり
しながら話した
こうして話すことがわたし(たち)にできる最大限のことだ
少しだけ辛い感じもあるけれど、彼女の成長の一端とも感じて
来るべきものがやってきた、と嬉しくもある